痛いって聞いたけど・・・体験者の声

第一難関、犬歯の抜歯

現代の子の顎はむかしに比べて小さいそうです。狭い範囲に対して生えてくる歯の本数は変わりませんから、範囲内に収まるべき歯が入りきらなくて、その結果、出っ歯やがちゃ歯になってしまうことが多いそうです。そこで、歯の矯正で限られた範囲に必要な歯がきれいに並ぶように犬歯(前歯の両サイドにある尖った歯)を抜きます。皆さん乳歯の「根のない歯」が抜けた経験はあると思いますが、犬歯は根のある永久歯です。しかも、虫歯などにはなっていない健康な歯のため、しっかりと生えています。これを抜くのがとても痛かったことを覚えています。
抜歯の際、麻酔をしているため抜くときは痛みを感じません。酷いのは麻酔が切れてからです。痛み止めを処方されますが、それが効き血が止まり落ち着くまでは気が気じゃありません。私は初めての耐えられない痛さに家で暴れました(笑)。歯は片側ずつ2日で抜くので、この辛さがもう一回あるのか…と思うと気が重かったですね。

1か月のうち3日間は痛い?

抜歯が終わり口内が落ち着き、いよいよ矯正の肝である歯の移動が始まります。歯にワイヤーを固定する器具を付け、これにワイヤーを通し、きつく締めて1か月くらいかけて少しずつ歯がきれいに並ぶように慣らしていく。1か月くらいたって歯の移動が落ち着いたらまたワイヤーを変え、締めていく。これを毎月やるのですが、ワイヤーを変えてもらった日の最初の3日間くらいが歯全体が強い力で押さえつけられている感じがして、とても痛かったことを覚えています。食事もその時だけは、力を入れて噛むと痛いので柔らかいものや汁物を取るようにしていました。我慢できない程の痛みではありませんでしたが、これを2年くらい続けるのは大変でした。徐々に慣れてはくるので、ワイヤーを入れるようになって半年が経つくらいにはこんなもんかと思うようになりましたが、矯正を始めたころは矯正なんてやらなければよかったと思うこともありました。
今となっては歯の矯正をしてよかったと思っています。人と話したり口を開けて笑う時も恥ずかしくはありませんし、歯並びきれいだねと褒められる時もあります。何より自分に自信が持てるようになりました。痛みに耐えたかいはあります。